6月21日(天長フェリー・宮之浦港・阿久根港)


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10:30-16:00 天気:くもり時々あめ 海上:なぎ 風:全然なし



今日は北薩の船たちを撮影しに出かけました。
まずは天長フェリーの予備船「天長丸」に会うために諸浦港から「フェリーロザリオ」で獅子島の片側港へ向かいました。
写真は「フェリーロザリオ」の船内です。1987年竣工ですが、年月を感じさせないほどのきれいな船内です。


このようなフェリーにゲームコーナーが設置してあるのを見たのはこの船が初めてです。
土足禁止の赤い絨毯の上に置かれています。


客室の前のほうにある甲板の手摺です。一番上だけですが木材が使われています。
ただ、甲板のスペースが少ないです。


11:15定刻に諸浦港を出港です。
しばしの別れじゃ〜。


11:30に片側港に着きました。35分に出港していく「フェリーロザリオ」です。
この船は元は「ザ・アート87−1号」という名で瀬戸内海汽船の呉〜江田島間を走っていました。 面白い形をしていますよね。


今日の最大の目的である「天長丸」です。多分、「フェリーロザリオ」がやって来るまでがんばっていたのでしょう。 現在は片側港につながれています。ドックの時などに活躍するのでしょうね。
元は「第二おおみしま」という名前です。ペンキで上塗りされていましたが、船尾にうっすらと船名が残っていました。


車輌甲板の様子です。この分だと明日からでも十分働けますね。


船尾部分です。天井にはテントが張ってあったのでしょうが現在は骨組だけが残っているだけです。窓が二つある構造物はトイレです。
写真では分かりにくいかもしれませんが客室部分一番後ろの窓の所には 救命胴衣が山と積まれていました。置くスペースがなかったのでしょうね。


長いこと動いていないらしく、ランプウェイの下にはツバメが巣を作っていました(矢印部分)。 ヒナ鳥が4、5羽いたようで親鳥2羽がせっせとエサを運んでいました。


片側港のキップ売り場です。 普通のお店の一角にあったので、最初はどこでキップを買えば良いのか分かりませんでした。
フェリー乗り場まで徒歩1分半なり。


段々になった岸壁、これが何だか分かる人はそういないのでは??
以前のフェリー着き場ですね。瀬戸内海でよくこの方式は見かけますが、4段のものは初めてでした。 ずっとこのままであって欲しいな、と思います。


12:45発のフェリーで諸浦へ戻りました。
また来るね〜。
そう言えばキップ売り場に時刻表があったのでもらったのですが、シールに大きく印刷してあるのも 置いてありました。きっと家に貼るようにって準備してあるのでしょうね。 生活航路だなーと実感できた瞬間でした。


次の目的地長島の宮之浦港へやってきました。
ここでは山坂汽船の「ニューしんせいあづま」を撮影する予定だったのですが、時間になってもなかなかやってきません。 しかも雨まで降り出してしまいました。港の近所のおじさんに尋ねたところ次に来るのは16:30だとか(驚)。 時刻表では13:50に着いて、次は15:00発だったのですが。一体どうなってんの????
写真を撮りたいと言うと伊唐島へ行った方が良いとの事だったので行ってみたのですが、どこにも姿はありませんでした。
ぼくが来たからいじわるしたんだ。えーん、えーん。と泣きながら長島を後にしたのでした。


本来の予定では、米ノ津港へ行って波戸汽船の「すずかけ」を撮影するはずだったのですが宮之浦で手間取ってしまったために 時間がなくなってしまいました。ただ帰るだけでは悔しいので阿久根港へ寄り道をしました。
漁港に水産試験場の「おおすみ」がやってきていて、着岸作業中でした。


旧港で見かけた南国海運の「サンシャインおおしま」です。
どこにいるのかと思ったらこんなとこにいたのね。


旧港のそばで見かけた落し物(笑)。港町だな〜と思いました。
誰が食べたのやら、目玉はありませんでした。

撮影データ:ファインピックス