10月17日(喜入港)


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11:15-11:45 天気:はれ 海上:なぎ 風:ほとんどなし



今日の日中は風がなかったからか昨日と比べると暖かくて動けば少し汗ばむような気温でした。
喜入の石油備蓄基地で防災訓練が行なわれる日だったので様子を見に行ってみました。今回の訓練は地震による油漏れや火災を想定したもので、 陸上だけでなく海上でも訓練の一部が行なわれました。海上での訓練はどこのバースで実施されるのかが分からなかったのですが、 訓練は見られなくてもタグボートを撮影できるからいいやという思いで喜入港を目指しました。11:15頃喜入港についてすぐに消防車の 放水訓練がありました。あと少し遅かったら見られなかったわけですねー。いやー、今日は運がよかったです。
「消防車放水開始」という合図とともにウゥーーッとサイレンが鳴り響き一斉に放水が開始された時の様子です。


海上での訓練は一番北側のバースで行なわれたので見ることができました。多分、一般の人たちにも見てもらえるように喜入港に面したバース、 タンクを使用したのだと思います。実際2、3人の見物人らしき方が来ていました。
消防車の放水訓練の後に「海上放水開始」という合図があり、汽笛とともに放水が開始されました。この写真は放水が開始された直後のもので、 「第三喜入丸」のマストにある放水銃から少しだけ水が出ています。
船の並びは手前から巡視艇の「はまゆう」、「第一喜入丸」、「第三喜入丸」、「第二喜入丸」です。


放水は30秒ほどで終了しました。射程は100mほどですので陸上の火災よりはタンカーから出火した時のための訓練のようですね。 初めてタグボートからの放水を見られて嬉しかったです。
今日気がついたのですが、マストの放水銃は伸縮が可能なようですね。訓練中の写真と下の帰港中の写真とを見比べてもらえば分かると思います。
テレビのニュースでも映るかなと思って各放送局のニュースをチェックしてみたのですが、どの局も船からの放水には興味がなかったようです。はぁ。


11:30頃、訓練終了の合図があり沖に出ていた船たちが戻ってくるところです。「はまゆう」は一足先に鹿児島の方へ帰っていきました。


この船は「たかちほ」と言って油を回収、処理するための船だと思われます。双胴型の船体で船首部分に操舵室など、船体中央部にはねずみ色の 構造物がありました。こう見えてもちゃんと自走するのですよー。


なんかこうやってタグボートが並んで走ってくると保安庁の訓練を思い出してしまいますねぇ(笑)こんな光景は初めて見ました。


「第三喜入丸」にはマストの放水銃のほかに船橋後部には屈折式の放水銃も備えられています。


「つわぶき」がオイルフェンスを引っ張って帰ってきました。陸上にあるオイルフェンスのドラムの1つが空だったのでこれに巻いてあったものでしょう。 長さはかなり長くて30m近くあったでしょうか。
このタイプの船は他にも「うめ」、「さくら」と船名不明の1隻の計4隻がいて、その内今日の訓練に参加していたのは「さくら」と船名不明の船でした。


喜入港の様子です。北側に漁船が繋がれています。南側は備蓄基地の敷地内にあたるため、立ち入ることはできないようになっています。

撮影データ:ファインピックス

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