11月1日(谷山港・南埠頭・北埠頭・城山)


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09:35-10:55 天気:はれ 海上:ほぼなぎ 風:ほとんどなし
13:25-15:10 天気:くもり時々はれ 海上:ほぼなぎ 風:ほとんどなし



昨日、明日辺り来るんじゃないかと思っていた11月が予想通りやってきました。驚くことに今年もあと2ヶ月をきりましたねー。うーむ・・・。
今日は11月の初日とは思えないほどの暖かさでした。天気のほうは午後から少し雲が出てきましたが、雨は降りませんでした。
「にっぽん丸」と「日本丸」が寄港する日だったので、Wにっぽん丸が撮影出るのでは?と楽しみにしていたのですが、「にっぽん丸」は谷山への 入港となりました。北埠頭のバースに空きがなかったからでしょう。Wで撮影できなかったのが残念でした。
「にっぽん丸」の鹿児島寄港は97年以来とのことです。今年の春に錦江湾クルーズはしたのですけどね・・・。


パシフィックグレーンセンターには香港船籍の「LUCKY MARINE」というバラ積み船が着けて、荷下ろしをしているところでした。


10時前に共同フェリー運輸の「第三南海丸」が入港してきました。この船が動いているのを見たのは今日が初めてでした。 排気の音が少し独特な感じがしていたような気がします。


白鳥海運(阿南市)所有の「ひので丸」(274t)がパシフィックグレーンセンターの岸壁に着けていました。
普通は機関長室が設けられるブリッジ下の左舷側ですが、この船では公室として利用されているらしい部屋が設置されています。 内部がどのようになっているのか見てみたいなぁ。 数年前に見かけてずっと気になっていた船なのでした。


昼からは今日から開催されている「錦江湾帆船フェスティバル」の「日本丸」と「あこがれ」のアベックセイルドリルを見るために南埠頭へ 出かけました。
「フェリー屋久島2」が着ける場所には一般公開が行なわれる巡視船「さつま」が着けていて、公開開始の時間を待っていました。午前中は 南埠頭〜谷山沖間で体験航海を実施したようです。


今日11月1日は灯台記念日なのです。なぜ今日なのかと言うと、日本初の西洋式灯台が神奈川県の観音崎で着工された日が1868年(明治元年)の 11月1日で、灯台業務の開始を記念するために1949年に海上保安庁が定めました。
南埠頭に保存されている赤灯台も万国旗でドレスアップ(?)されていました。


「フェリーあまみ」、「あこがれ」、「トッピー2」のスリーショットです。「あこがれ」は大体帆を張り終わっている頃のようです。


「日本丸」はやはり大きいために帆を張るのにも時間がかかります。船のほうからは大きな掛け声と笛の音が聞こえてきていました。 手前に見えているのは日本海事興業のタグボート「錦興丸」です。


たたまれていた帆が時間と共に少しずつ広がっていきます。たくさんの人達が見守っていました。


帆を張り始めてから約1時間後全ての帆が広がりました。いやー、こういうのを見るとやっぱり帆船って良いなー、と思いますね。


さて、「日本丸」のセイルドリルも終わったので、「さつま」の見学へと向かいました。場所が悪かったせいか、見学に来ている人は少なめでした。 「フェリー出島」が着けている岸壁だったら、もう少し多かったのでしょうが・・・。
これは船橋前部に搭載されている35ミリ機関砲の射手席(と言うのか、操縦席と言うのか・・・)です。かなり狭かったように思います。 反射で見にくいですね、スミマセン。


ブリッジから見た前甲板です。古い巡視船はウィンドラスを装備していない船が多いですが、99年竣工の「さつま」にはきちんと装備されていました。


ブリッジの内部です。最近の船らしい造りでした。操舵室というよりブリッジという方が似合いますね。左舷側後方にはエンジンを制御するための 区画も設けてありました。機関室に人がいなくても良いわけですね。
ブリッジ後方にはOIC(オペレーションインフォメーションセンター)室があって、担当の方がいろいろと説明をして下さいました。


右舷側の中央部に搭載されている警備救難艇(かな?)です。操縦席以外はほとんど平らなスペースになっています。それにしても、 オレンジ色1色ですね。


ファンネルマークとしておなじみの海上保安庁のシンボル、コンパスマークを撮影してみました。こんなに間近で見られたのは初めてでした。
「さつま」の一般公開、かなり楽しみにしていたのですが、先日の「おおすみ」と同じく何となく物足りないような感じがしました。船内に配置 されている乗組員の方も説明するためというよりかは、見学客の監視をしているといった感じが思いっきり出ていてすこし息苦しさを覚えました。 まあ、船が船だけに仕方がないかもしれませんが、せっかくの一般公開なんですからもう少し考えてほしいです。それと今日は見学客が少ないというのを 分かっていたからなのか、「見たけりゃ見てくれ」といった雰囲気が漂っていたのも気になりました。
でも、普段は見られない巡視船の内部を見せてくれたことには感謝、です。


南埠頭のターミナル内ではパネル展示と灯台の電球などの展示が行なわれていました。写真は最近各地の防波堤に設置されている灯台などに導入が 進められているLED式の灯台です。消費電力が少なくてすむため、太陽光発電と組み合わせて設置されることが多く、鹿児島県内の灯台でも 従来の電球からLED式への変更が進められています。


このようにマネキンを使っての保安庁の制服の紹介や、不審船事件、保安庁の業務内容などが写真を使って分かりやすいように紹介されていました。 ターミナル内のテレビでは保安庁の紹介VTRの放映も行なわれていましたが、見ている人はいませんでした。
せっかくこのようなことをするのだったら、もっとPR活動を行なってたくさんの人に見てもらえるようにした方が良いと思うのですが・・・。


「日本丸」が帆を張った様子を城山からも撮影するべ、と行ったのですが「さつま」の見学などをしていたために半分以上がたたまれていました(笑) まあ、仕方ないやね。
防波堤の沖に見える船は灯台見まわり船の「ずいうん」です。防波堤に設置されている灯台にも万国旗が飾られていました。

撮影データ:ファインピックス

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