7月27日(谷山港・指宿港・山川港)


バックナンバーはこちらです。

みなとのなまえ

09:50-12:45 天気:はれ 海上:さざ波程度 風:ほとんどなし



南九船舶の新造フェリー「フェリーなんきゅう」が24日に前畑造船から引き渡され、25日に大根占に到着。という記事を25日の新聞に見つけて いたので、どんな船なのか見に行ってきました。新聞にも写真が載ってたんですが、小さくて良く分からなかったのです。
その前に谷山港へ寄り道です。通り道なのだから寄ってみないともったいないですもんね。谷山1区の2号岸壁に着けていたのはイースタンマリンシステム (東京都)のセメント運搬船「イースタンエース」(4,430t)です。船名のエースのスの部分がサビで隠れていてパッと見たときは「イースタンエー」に 見えました(笑)


7、8号岸壁にも外国からの船が着けることがあるので、ここもフェンスで囲われてしまうようです。今日も「JACARANDA ACE」という貨物船が着けて、荷物 を下ろしているところでした。1、2号岸壁の方でも本格的なフェンスを設置する工事が始まっていました。こんな風にどこもかしこも囲われてしまったら これから撮影に行くときは脚立が必需品になりますね(笑)網の間から撮影するにしてもレンズの口径が大きいので無理があるでしょうから。


谷山2区にやって来ました。6号岸壁に「うりずん21」が着けて、コンテナなどを下ろしているところでした。たまにはまだ撮影していない「うりずん」 も来ないかなぁ、なんて思っているのですが都合の良い考えですかね。撮影するためにはこっちが会いに行かないといけないのかー。うーん、那覇か博多? 遠いなあ。


喜入の石油備蓄基地に着けているタンカーが撮影できそうな雰囲気だったので、喜入港近くに行ってみました。そしたらこんな風に無事撮影することが できました。新日本石油タンカーが所有する「下松丸」(65,509t)です。今までこんな風に撮影できたことはなかったので、今日は偶然撮影しやすいバースに 着けていたのでしょうね。


東京タンカーマリンサービスの作業船「さくら」と「きく」が「まりんるぶU」というバージを喜入港からどこかへ運んでいくところでした。ドラム缶が いっぱい並んでいたけど何をするバージなのでしょうね。それと「まりんるぶ」って言う船名も気になります。


「フェリーなんきゅう」は大根占と指宿間で航海訓練をすると記事にあったので、指宿にいるかなー?と思いながら向っていたのですが、漁船に混じって 港内に繋がれていました。岸壁の関係かランプウェイがかなり長めになっています。安栄観光さんとこの 「ぱいかじ」と同型って以前の記事にあったのでその姿を想像していたのですが、 客室スペースが少なかったり、ランプウェイが前後についていたりしてかなり違ったイメージになっています。旅客スペースが狭いように見えますが、 今のところは12名しか乗せる事ができない(不定期航路なので)ので、これくらいでも大丈夫なのでしょう。


ランプウェイを上まで上げていたのでこんな写真になってしまいましたが、車輌甲板はかなり広々としていました。左舷船尾には発電機の姿もあります。


桟橋の方を何気なく見ると「なんきゅう6号」の姿があったので一旦そちらを撮影に行きました。船尾からの写真が欲しかったのです。夏休みだからか そこそこの利用があるようです。それと知名度も徐々に上がってきているのかもしれませんね。


今度は船尾側から「フェリーなんきゅう」を撮影です。船首と同じくこちらも長めのランプウェイです。煙突はなく、排気管が2本船尾から出ていました。


旅客スペースはブリッジの後方に少しですが客室スペースもあるようです。それと外に置いてあるベンチ。ベンチだけだと冬とか寒いですもんね。 8月1日の就航までは訓練航海を繰り返して、28日には安全祈願も行なうようです。


待合室も以前はプレハブ小屋だけでしたが、周囲に屋根をつけたり、簡易トイレや自動販売機も設置されていました。屋根の上には「大根占行き 小型フェリーなんきゅう」と描かれた看板の姿が。壁には時刻・運賃表も掲示されていました。指宿発は07:00、08:20、09:40、 11:40、14:10、15:30、17:40頃の計7便ですが、当分は不定期便としての運航です。料金は大人800円、小人400円、自転車 1,100円、125ccまでのバイクが1,500円、750ccまでが1,700円、750cc以上が1,800円、クルマは3m未満 1,900円、3m〜4mが2,600円、4m〜5mが3,300円、5m以上が4,000円(運転手1人含む)となっています。


無事に「フェリーなんきゅう」も撮影することができたので、ついでに山川まで足を延ばすことにしました。山川ドック鉄工のフローティングドックには 「第八東邦丸」と「制海」が揚がっていて、その横には「薩摩青雲丸」と愛媛県八幡浜市の三好海運が所有(鉄道・運輸機構との共有)するタンカー 「真幸丸」(260t)が着けていました。


市場の周辺をウロウロしていると見慣れた船の姿が。何だ?と思って見てみると「南星丸」が着けていました。調査の途中で寄港していたのでしょうね。


外港と言うのかな、東側にある港のほうへ行くと2隻船がいてカツオを下ろしているところでした。1隻はキングスタウン船籍の冷凍船「LUO HUA」で こちらは昼休みを終えてこれからまた作業を再開するところだったようで、防寒着をつけた人達が乗り込んでいくところでした。ちなみにこの船は 元日本船らしく、船首の船名の下に「うえすたん りー何とか」って文字がありました。りー以降は削られていてなんて描いてあるのか読めませんでした。


カツオブシ工場の前ではエバーグリーンのリーファーコンテナに入ってきたカツオを選別しているところでした。ベルトコンベアーで次から次に出てくる のを数人のヒトが慣れた手つきでサイズ別?に分けていました。


もう1隻は境港市の東海漁業が所有する「第八十八光洋丸」(349t)です。こちらは船尾側ではカツオを下ろして、真ん中付近ではエサか何かでしょうね、 大きな袋に入れたものをクレーンで積み込んでいる所でした。こう言う船が遠くまで行ってカツオ等を獲ってくるのですねー。

撮影データ:D70

らくがき掲示板へ