バックナンバーはこちらです。

みなとのなまえ

09:00-15:40 天気:くもり時々はれ 海上:  風: 



 何年か前から大阪の親戚のオウチへ行こう!と家族で話し合っていて、今回それがやっと実現しました。大阪まで行くんだったら・・・と神戸の親戚の トコへも寄ることに♪ついでにぼくは前々から撮影したかった南海フェリーの船たちを撮影するために和歌山へも足を伸ばしてきました。それにしても よりによって何でこんな寒い時期に?おかげで風邪ひいちまったよぅ。


2月10日 大阪へやって来ました

2月11日 うろうろ和歌山港

2月12日 淡路島経由で神戸へ←現在位置

2月13日 自転車で巡った神戸港

2月14日 欲しいなぁ海の見える窓



今日からは神戸の親戚のおうちにお世話になるのです。でも、ただ電車で移動するのは楽しくないのでぼくだけ泉佐野から南海淡路ラインで淡路島の津名へ 渡ってバスで岩屋まで移動、岩屋から明石まで明石淡路フェリーに乗って明石から電車で神戸までというマトモな人だったら考えつきもしないような ルートで行く事にしました。
昨日と同じく新今宮で南海電車に乗り換えたのですが、今日は無事南海電車の駅に行く事が出来ました。窓口でりんくうタウンまで一番早いのは?と聞くと 08:32発の「ラピートβ」という答えが返ってきたのでそれで行く事にしました。500円の料金は必要ですが、あの鉄仮面みたいな電車にも乗って みたかったもので。車内は落ち着いた雰囲気で、窓が大きかったのでとても明るかったです。


りんくうタウン駅から泉佐野港までは歩いて約20分。フェリーの入港時間09:50までは時間があったので何かいないかな?と辺りを見まわすと 港の隅っこの桟橋に着ける巡視艇の姿を発見。いそいそと近づいて撮影です。関西空港海上警備救難部に所属する「きしかぜ(CL-41)」、 「そらかぜ(CL-131)」、「はやて(GS-01)」、「いなずま(GS-02)」の4隻を撮影する事が出来ました。


↑の写真を撮った後にまだ時間があるや〜、と待合所でキップを購入してゆっくりしてたのですが、09:40頃には「フェリーせんしゅう」(2,089t)が 入港してきたので急いで岸壁へ出てカメラを構えました。ここ泉佐野港は昨日の和歌山港と比べるととても撮影しやすい港でした。どこの港もこんな感じで 撮影しやすければ助かるんだけどなぁ(笑)この「フェリーせんしゅう」は大きな煙突が目立ちますねぇ。


乗船口付近に誰もいなかったので乗って良いのかな?と思いましたが、まいいやと船内へ。まだお客さんがいなかったので今がチャンスと船内各所を撮影 しました。乗船口が中央にあって、そこから船首側にイス席、乗船口付近に売店と自動販売機・ゲームコーナー、船尾側に写真のカーペット席という配置 です。


段々とお客さんが増えた来たので自動販売機でお茶を買って外へ出ました。風が強くてちと寒かったですが最上階のベンチで過ごすことにしました。 沖を見ると写真のような風景が!大きなガスタンカーとこれまた大きなタンカーとのすれ違いです。こんなの初めて〜!と1人で大興奮。 どこから来てどこへ行くのでしょうね〜?


泉佐野港を出港してしばらくすると空港連絡橋の下を通過するのですが、これがマストがぶつかっちゃうんじゃないか?と思うくらいドキドキモノです。 まあ、ぶつからないようにちゃんと設計してあるんでしょうけどね(笑)満ち潮だったから余計そう感じられたのかもしれません。


空港の沖では小松島海上保安部の巡視船「くわの(PM-09)」が警戒中でした。いつもこんな風に空港の沖合いには巡視船がいるのでしょうか??背景は 離陸しようとしているルフトハンザドイツ航空のヒコーキ(エアバスかと)です。


空港の端っこにはタンカーが2隻着けていました。ヒコーキの燃料を運んできているのでしょうね。海の近くの空港はこうやって直接タンカーが燃料を 運んでくるので手間が省けますね。着けていたのは写真の東燃ゼネラル海運(東京都)の「にゅうよしの」(2,967t)と浪速タンカー(東京都)(共有)の 「第四十九浪速丸」(2,998t)でした。あと、大阪湾開発管理(大阪市)の「いつくしま」(252.37t)と河昌(岸和田市)の「リオ」(102t)という2隻の タグボートも見かけました。


離陸を待っているヒコーキがなかなか滑走路に進入しないなぁ?と思っていたら着陸機がいたのですねー。アリタリア航空のボーイング777−200が すぐそばを通過していきました。80mmでもこの大きさで撮影できたので、この航路はヒコーキ好きにもオススメかもしれませんね。


11時ごろ泉佐野へ向かう「フェリーさざん」(1,505t)とすれ違いました。実はどっちかと言えばこの「フェリーさざん」に乗ってみたかったのです。 垂水フェリーの「フェリー第七おおすみ」とほぼ同じ時期に同じ新居浜造船所で造られているのでどこか似ている部分がないかなー?なんて思っていた んです。外観はマストの造りなんかがちょっぴり似ている程度でした。


「フェリーさざん」とすれ違ってから10分くらいした頃に泉佐野の方へ向かう高速船の姿を発見しました。あれ?なんか航路があったっけ?と撮影した時 は思っただけでしたが、津名港について淡路島のマップを見て、洲本パールラインが運航する洲本〜関空航路の「パールブライト2」(73t)か、と気が付き ました。せっかくだから洲本へも行ってみればよかった。


さっきから気になっていた船がやっと近づいてきました。誰だ〜?と思っていたら安芸海運(大阪市)(共有)の 「おやしお丸」(4,533t)じゃないですか。以前は高松港で見かけたんだっけ。お久しぶり〜、これから どこへ行くの〜?


11:50頃津名港へ到着です。津名港での下船口は左舷船尾にあるのでお客さんが集まってきています。入港作業をすぐ近くで見ることが出来るので、 みんな興味深そうに眺めていました。淡路島に来るのは2000年の花博以来だから約5年ぶりです。


岩屋行きのバスは津名港から出ているのでまずはそこまで移動です。津名港行きのバスがいたのですがせっかくだからと歩いて行くことに。案外近くに 見えるんですが15分くらいかかりますね。やっぱバスを使えば良かった・・・。
津名港の桟橋には西淡路ラインの「富貴8」(115t)が繋がれていました。まだターミナルも桟橋も新しそうなのに発着する船がいないと言うのが もったいないですね。ターミナルはバス用として活用されているようですが。


岩屋までは12:39発の淡路交通のバスで移動です。ターミナル内に乗車券の販売機があったのであらかじめ890円のものを購入しておきました。 ヨソの土地のバスにはなかなか乗る機会がない(なんか乗るのが億劫)のでちょっとドキドキ。少し遅れてやって来たバスは高校生とかが乗っていて ほどよい(?)こみ具合。仕方がないので立っていましたが3つ目くらいの停留所で座る事が出来ました。この縦貫線は海沿いの道を世界平和観音像や 淡路夢舞台、浦共同造船所などの近くを通過しながら岩屋へと向かいます。
何か今日は船にヒコーキに電車にバスにと乗り物大集合な感じになりましたねぇ(笑)


岩屋までは約50分くらい。風景を眺めていたらもう着いた?という感じでした。ターミナルで時刻表をもらって外へ出ると、「レッドスター2」と 「しわく1」が桟橋に着けていました。どちらも懐かしいなぁ。「しわく1」は初めて高松港に行った時に 見かけて、「レッドスター2」は尾道の瀬戸内クラフトで造られたんですが、その姿を初めて見たときになんだこりゃ?と思ったんですねー。 それにしてもすごい船だなぁ。


桟橋の横にあるフローティングドックには関海事工業所(兵庫県淡路町)の曳船「第八関丸」(185t)が着けていました。ややっ、この船は昨年の12月 12日に鹿児島で見かけた船ではないか!新港に入港する姿を見たんですが、コスモラインの「ロケット」に乗船したので結局撮影できなかったのです。 いやー、よかったよかった。


岩屋港にはこんな風にたくさんの漁船が繋がれていました。いかにも瀬戸内海の魚船って感じがありましたが、尾道の漁船と比べるとちょっと違う部分も ありました。同じ瀬戸内海でも地域によって違いがあるのでしょうね。
ここら辺の船はイカナゴとかも獲るのかな?あの釘煮っていうのかな?佃煮みたいなやつ。ご飯のお供に良いですよね!あれがあれば3杯は軽く いけちゃいます。お酒のつまみにも良いですね。


そろそろ明石淡路フェリーの乗り場へ行こうかな、とカメラをバッグにしまって振り向いたらこの 「さんふらわあ とうきょう」がいるではないですか。慌ててカメラを取り出して撮影しました。 さっきケータイでチェックしていた入航予定時刻は過ぎていたのでもう通過してしまったと思っていたんですが、遅れたのかもしれませんね。 そう言えば昨日だったらまだ撮影していない「ひまわり6」だったんだけどなぁ・・・(笑)


案外岩屋港から明石淡路フェリーの乗り場って離れているんですね。もう少し近いかと思っていたら・・・。岸壁に着けている「あさしお丸」(1,295t)を 撮影して乗り場へ。ちょうど「あさかぜ丸」(1,296t)が到着したところでクルマが降りてきているところでした。この乗り場への入り口に信号があるの ですが、船から下りたクルマがこの信号に引っかかると可動橋のとこまで列ができちゃうんですが何か良い方法はないものでしょうかね?
ふと沖の方を見ると今度は「おれんじ8」が通過していきました。お昼に南港を出港する便ですね。この船を 利用したワンナイトクルーズって乗ってみたいんです。たくさんの船に会うことができそう・・・。


「あさかぜ丸」を撮影できていなかったので一便遅らせる事にしました。乗り場のすぐ横にある堤防から出港の様子を眺めたのですが、ここがとても良い 場所で1日いても飽きないだろうなーと思いました。フェリーの発着をすぐ近くで見ることが出来ますし、明石海峡を通航する船も見放題。近くに住んで いればいつでも来ることが出来るのになぁ。


入港してきたのはイルカのイラストがかわいい「あさなぎ丸」(1,381t)です。たこの方も良いですがぼくはこっちの方が好み。
ここのフェリーは人もランプウェイを利用して乗船するんですね。安全のために人とクルマが一緒にならないように、クルマの列が途切れたところで 係員の方が誘導してくれました。キップは乗船券と領収証が一緒になったタイプ。領収証が欲しい場合はあらかじめ切り離しておくといいですよ。


この航路は思っていたよりも利用する人が多いので驚きました。トラックもかなり乗っていたようなので橋といい勝負をしているってことですよね。それに こうやって明石海峡大橋を下から眺められるって事も追い風になっているのかな。ただ、何となく船内が窮屈に感じらたように思います。乗船する人数に 対して客室・遊歩甲板のスペースが少ないのかなー?と思いましたがどうなんでしょ?あと、下船の際の案内が聞き取りにくかったなー。左舷側の船尾から になるのですが、クルマで乗っている人達につられて右舷側に下りてしまった人も何人かいたようです(もちろんぼくも・・・(笑))。乗り慣れている 人達はいいかもしれませんが、初めて乗る人にとってはちょっとわかりにくいかもしれません。でも、明石海峡を横断するこの航路は1度乗ってみる 価値はあると思いますよ〜。タイミングによっては大型船の近くを通過する事もあるかもしれませんしね。


さあ、今日の最後の目的の船「ジェノバ1」を撮影するためにフェリー乗り場から歩いて3分くらいの場所にやって来ました。高速船の桟橋ってかなり 奥まった場所にあるのでビックリしました。出港時間がわからなかったのでまだかまだかと待つ(思ったよりも遅くなったので焦っていたんです。)こと 約10分。15:30過ぎに出港していってくれました。
この後明石駅から新快速で三宮まで行って無事親戚のおうちにたどり着く事が出来ました。ところでこちらでは快速と新快速の2種類があるんですね。 最初はよくわからなかったんですが新快速はいわば急行みたいなもんですか。かなりのスピードだったのでこれまたビックリ。

撮影データ:D70

らくがき掲示板へ