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みなとのなまえ

09:00-19:25 天気:くもり時々はれ 海上:風浪・うねりあり 風:南〜南西の風一時強し



行こうか行くまいか迷っていたんですが、どうせ乗るなら初日にってことで鴨池〜西之表に今日就航した「ぶーげんびりあ」に乗りに行ってきました。 鹿児島行きは鴨池に22:40着とかなり遅い時間なので帰りはトッピーを利用しました。実はトッピーに乗るのは今回が初めてなのです(笑)各項目ごと にわけてありますので、↓から移動願います。


鴨池港の様子

ぶーげんびりあ船内の様子←現在位置

鹿児島→種子島

西之表港の様子

トッピー船内の様子

種子島→鹿児島



さて、「ぶーげんびりあ」の船内各所を紹介しましょう。まずはエントランス、船首側を向いての撮影です。中央に3階への(デッキプランでは4階と なっています。)階段、その両側に客室への出入り口が写っています。


エントランスの右舷側船尾にはインフォメーションがあります。今日はお客が2人しかいなかったからか出港後はずっと閉まったままでした。


インフォメーションの反対側は自動販売機コーナー。飲み物と日清のカップ麺の自動販売機が設置してあって、カップ麺(カップヌードル、カレー、 シーフード、どん兵衛)は全て150円、飲み物は100円(500mlの水)〜150円(ペットボトル)と陸と変わらない値段です。


こちらは左舷側の車輌甲板からの階段で、幅が広めで車椅子の方が乗船する際のリフトが設置してありました。


インフォメーションの前には電話室。船の公衆電話はほとんどがカード式なので利用する際は注意が必要です。でも、この航路は陸から離れる事はそんなに ないので乗船中でも携帯電話を使うことができます(ぼくはドコモなので他の会社の電波状態はわかりませんが)。


自動販売機コーナーの前には小さいですが、冷蔵庫も用意されていました。後先考えずにお土産として傷みやすいものを買ってしまった時などに重宝しそう ですね(笑)


忘れちゃいけないのがこのお方(笑)救命胴衣を着けたモデルさんなんですが、「えっさ丸」とともに鹿児島へやって来たようです。「おおさど丸」の ヒト(?)と比べるとちょっと違ったけど船によってみんな違うんでしょうか。エントランスの階段横におられます。


こちらが2階部分の客室でカーペット席が3つにわけられていて、窓から入ってくる光で明るい雰囲気です。棚には枕と毛布が用意されていました。 こっちは右舷側で↓が左舷側ね。


船の2等室独特のにおいはありますが、掃除が行き届いていて出来てから10年以上経った船とは思えないほどきれいでした。


こちらは3階にある客室。佐渡汽船では1等室として利用されていましたが、今では誰でも利用できるようになっています。1等室だっただけあって、 2階の客室よりもさらにきれいな状態でした。もちろんこちらにも枕と毛布があります。


左舷の船尾側には洗面台とトイレがあります。洋式の便器が一つだけですがウォシュレットが装備されていました。1等室を利用する人たち専用だったの でしょうがすごいなぁ(笑)


エントランスの船尾側にはトイレと遊歩甲板への出入り口があって、トイレは右舷側が男用、左舷側が女用です。


トイレの中もきれいな状態でした。佐渡汽船時代に大事に使われていた証でしょうね。便器は小さいのが4つに大きい方が3つだったかな。


大きい方の一つは身体の不自由な人用となっていて、手すりが設置してありスペースもかなり広めになっていました。そう言えば、トイレの入り口のドアの 部分に妙な隙間があったのはもしかしたら、車椅子の人も利用できるようにと段差をなくしたために出来たものだったのかもしれませんねぇ。


入り口を入って左右に洗面台があります。蛇口は自動式のが一つだけですが、洗面台の横に蛇口の取っ手のようなもの(右側に丸いのがあるでしょ、それ) があってそれを回すと出てくる水の温度を調整できるようになっているようでした。ちなみに←が変な角度になっているのは鏡に映った自分が写らないよう にしたためなのです(笑)


2階の船尾側は遊歩甲板になっていてベンチがずらりと並んでいます。こういうスペースがあると嬉しいんですよね。晴れの日には日陰になるし、雨の日 には濡れることなく撮影できますからね。


3階の遊歩甲板はこんな感じ。この船は煙突部分にアンチローリングタンク(横揺れを軽減させる装置)が設置されていて、ダクト(U字のような造りに なっているのです。)がちょうど真ん中辺りにあるもんだから後ろと前とわけられているような感じになってちょっと狭いなと感じられます。ダクトが なければそんな感じもないんでしょうけどね。


船尾の方にはこんなベンチも。救命胴衣の保管庫を八角形にしてその周りにベンチを設置しています。これは邪魔になる保管庫をうまい具合に利用してい ますし、アンチローリングタンクのダクト部分にも座れるようになっていてスペースの使い方に無駄がないナイスアイデアだなーと思いました。


客室に用意されていた毛布はヤシの木マーク入りの新品でした。これを使ってヒルネすれば気持ちが良かっただろうなー。こういう毛布ってあんまり 使いたくないんですが新品は別です(笑)


これはきっと佐渡汽船からのものでしょうね。客室で宴会をするときはこの中に入っている新聞紙を下に敷いてくれってことで準備していたんでしょう。 こんな小さな気遣いも船をきれいに保ってきた理由の一つのような気がします。


これは2階の遊歩甲板の右舷側にある車輌甲板への出入り口。西之表港での下船は船尾のランプウェイからとなるのでここから下りていったらすぐそこ なので良いかもしれません。


煙突に残る佐渡汽船のマークの跡。これも次のドックの時には消されてしまうのでしょうねー。

撮影データ:D70

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